新しいジョブワークフローと従来のジョブワークフローの違い

概要

このマニュアルでは、新しいジョブワークフローと従来のジョブワークフローとの違いについて説明します。

新しいジョブワークフローの基本的な作成、設定手順はこちらのマニュアルをご参照ください。

新しいジョブワークフローについて

ジョブワークフローは、順番に実行したい一連の運用ジョブを1つの「ワークフロー」としてまとめて管理・実行できる機能ですが、今回のアップデートによってジョブワークフロー内のジョブの実行順序をより簡単に変更できるようになりました。

新しいジョブワークフローの主な特徴は以下の通りです。

ワークフロートリガージョブが新たに追加されました

従来の先頭ジョブに代わる「ワークフロートリガージョブ」が新たに追加されました。
これまでの先頭ジョブではトリガーとアクションを同時に設定していましたが、ワークフロートリガージョブではトリガーのみを設定し、アクションと後処理の設定は後続ジョブで設定する形となり、トリガーとアクションが分離されました。

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アクションが設定されたジョブの実行順序をより簡単に変更できるようになりました

ワークフロートリガージョブが新たに追加され、トリガーとアクションを分離したことによって、ジョブワークフロー内のアクションが設定されたジョブの実行順序をより簡単に変更できるようになりました。

これまでは先頭ジョブにトリガーとアクションをまとめて設定していたので、例えば「先頭ジョブのアクションと後続ジョブのアクションの実行する順番を入れ替えたい」といった場合、新たに先頭ジョブと後続ジョブの両方を作り直す必要がありました。

スクリーンショット 2024-08-16 7.33.12.pngワークフロートリガーが新しく追加され、アクションが先頭ジョブから切り離されたことによって、後続ジョブの順番を変更するだけで、ジョブワークフロー内で実行するアクションの順番を簡単に変更できるようになりました。
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新旧ジョブワークフローの比較

機能 新しいジョブワークフロー 従来のジョブワークフロー
ジョブの構成 ワークフロートリガージョブ1個 + 後続ジョブ20個 先頭ジョブ1個 + 後続ジョブ19個
最大ジョブ数 21個
(ワークフロートリガージョブ1個 + 後続ジョブ20個)
20個
(先頭ジョブ1個 + 後続ジョブ19個)
トリガー設定 ワークフロートリガージョブに設定 先頭ジョブに設定
アクション設定 後続ジョブに設定 先頭ジョブおよび後続ジョブに設定
後処理設定 後続ジョブに設定 先頭ジョブおよび後続ジョブに設定

 

従来のジョブワークフローと先頭ジョブの今後の扱いについて

既存の(本機能リリース以前より存在する)先頭ジョブや、従来のジョブワークフロー (先頭ジョブが設定されたジョブワークフロー) は、引き続きご利用いただけます。
また、既存の先頭ジョブの編集や削除についてもこれまで通り可能ですが、以前ブログでも告知させていただいた通り、新たに先頭ジョブを作成することはできなくなります。

今後は先頭ジョブおよび従来のジョブワークフローは非推奨となるため、新しいジョブワークフローとワークフロートリガージョブへの移行を推奨いたします。
一定期間経過後は従来のジョブワークフローは新しいジョブワークフローに、先頭ジョブはワークフロートリガージョブに自動的に移行される予定ですので、早めの移行をご検討ください。

移行方法の詳細については後述の手順をご参照ください。

従来のジョブワークフローから新しいジョブワークフローへの移行

従来のジョブワークフローから新しいジョブワークフローへの移行は、ジョブワークフロー編集画面から簡単に実施できます。

  1. ジョブワークフロー編集画面で「新ワークフローに変更」ボタンをクリックします

    スクリーンショット_2024-08-16_7_46_52.jpg
  2. 確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックします

    スクリーンショット 2024-08-16 7.47.46.png
  3. 自動的に新しいジョブワークフローに変更されます

    スクリーンショット 2024-08-16 7.48.57.png


変更前のジョブワークフローに設定されていた先頭ジョブは、以下の図のように「ワークフロートリガージョブ」と「後続ジョブ」の2つのジョブに自動で変換されます。

スクリーンショット 2024-08-20 1.59.54.png

注意:

  • 新ワークフローへの変更は、ジョブワークフローが「停止」状態の時のみ実行できます
  • 先頭ジョブは、ワークフロートリガージョブと後続ジョブに分割されます
    • 分割されたワークフロートリガージョブには、元の先頭ジョブのトリガー設定が引き継がれます
    • 分割された後続ジョブには、元の先頭ジョブのアクション設定が引き継がれます

先頭ジョブからワークフロートリガージョブへの移行

先頭ジョブからワークフロートリガージョブへの移行は、ジョブワークフローを新規作成する際に先頭ジョブを指定して作成するだけで、自動的に先頭ジョブがワークフロートリガージョブと後続ジョブに変換されます。

  1. 「ワークフローの追加」をクリックします

    スクリーンショット_2024-08-16_12_10_47.jpg
  2. ジョブワークフロー名とグループを指定します

    スクリーンショット 2024-08-16 12.27.48.png
  3. 「ワークフロートリガージョブ」で先頭ジョブを指定、後続ジョブも指定して「登録」ボタンをクリックします。

    スクリーンショット 2024-08-16 12.30.51.png
  4. 作成した新しいジョブワークフローの詳細画面が表示され、以下の図のように先頭ジョブが「ワークフロートリガージョブ」と「後続ジョブ」の2つのジョブに変換されたことが分かります。

    スクリーンショット 2024-08-16 12.23.14.png

注意:

  • 先頭ジョブは、ワークフロートリガージョブと後続ジョブに分割されます
    • 分割されたワークフロートリガージョブには、元の先頭ジョブのトリガー設定が引き継がれます
    • 分割された後続ジョブには、元の先頭ジョブのアクション設定が引き継がれます
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