概要
このマニュアルでは、新しいジョブワークフローと従来のジョブワークフローとの違いについて説明します。
新しいジョブワークフローの基本的な作成、設定手順はこちらのマニュアルをご参照ください。
新しいジョブワークフローについて
ジョブワークフローは、順番に実行したい一連の運用ジョブを1つの「ワークフロー」としてまとめて管理・実行できる機能ですが、今回のアップデートによってジョブワークフロー内のジョブの実行順序をより簡単に変更できるようになりました。
新しいジョブワークフローの主な特徴は以下の通りです。
ワークフロートリガージョブが新たに追加されました
従来の先頭ジョブに代わる「ワークフロートリガージョブ」が新たに追加されました。
これまでの先頭ジョブではトリガーとアクションを同時に設定していましたが、ワークフロートリガージョブではトリガーのみを設定し、アクションと後処理の設定は後続ジョブで設定する形となり、トリガーとアクションが分離されました。
アクションが設定されたジョブの実行順序をより簡単に変更できるようになりました
ワークフロートリガージョブが新たに追加され、トリガーとアクションを分離したことによって、ジョブワークフロー内のアクションが設定されたジョブの実行順序をより簡単に変更できるようになりました。
これまでは先頭ジョブにトリガーとアクションをまとめて設定していたので、例えば「先頭ジョブのアクションと後続ジョブのアクションの実行する順番を入れ替えたい」といった場合、新たに先頭ジョブと後続ジョブの両方を作り直す必要がありました。
ワークフロートリガーが新しく追加され、アクションが先頭ジョブから切り離されたことによって、後続ジョブの順番を変更するだけで、ジョブワークフロー内で実行するアクションの順番を簡単に変更できるようになりました。
新旧ジョブワークフローの比較
機能 | 新しいジョブワークフロー | 従来のジョブワークフロー |
---|---|---|
ジョブの構成 | ワークフロートリガージョブ1個 + 後続ジョブ20個 | 先頭ジョブ1個 + 後続ジョブ19個 |
最大ジョブ数 | 21個 (ワークフロートリガージョブ1個 + 後続ジョブ20個) |
20個 (先頭ジョブ1個 + 後続ジョブ19個) |
トリガー設定 | ワークフロートリガージョブに設定 | 先頭ジョブに設定 |
アクション設定 | 後続ジョブに設定 | 先頭ジョブおよび後続ジョブに設定 |
後処理設定 | 後続ジョブに設定 | 先頭ジョブおよび後続ジョブに設定 |