RDSの自動バックアップ有効期限を過ぎているにもかかわらず、削除されないスナップショットが残っているのはなぜですか?

質問・問題

RDSの自動バックアップの有効期限を過ぎているにもかかわらず、削除されないスナップショットが残っているのはなぜですか?

また、期限を過ぎている自動スナップショットをAWS側で削除していただくことは可能ですか?

 

回答・解決方法

RDS の自動バックアップの保存期間の計算には、インスタンスが停止状態であった時間は含まれません[1]。

このため、停止状態である期間が存在するインスタンスにおいては保存期間を超えてスナップショットが保存される場合がございます。

インスタンスに停止時間があるために保存期間よりも昔のスナップショットが保持される動作は想定内の動作であるため、AWS 側で自動バックアップを削除することはできません。

また、インスタンスの自動バックアップはお客様側で直接的に削除することはできず、RDS の管理機構による自動的な削除をお待ちいただくという形になります。

大部分の時間帯が停止状態であり、かつ、利用頻度が少ないインスタンスの場合には、手動でスナップショットを取得後にDBインスタンスを削除[2]することもご検討ください。

(DBインスタンスの削除の際には自動バックアップを保持するか否かを選択することができ、保持しないを選択した場合にはインスタンスとともに自動バックアップが削除されます。)

 

[1] バックアップの使用 - バックアップの保存期間
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_WorkingWithAutomatedBackups.html#USER_WorkingWithAutomatedBackups.BackupRetention

=====抜粋ここから=====
DB インスタンスまたはクラスターの停止中は、自動バックアップは作成されません。DB インスタンスが停止している場合、バックアップ保持期間より長くバックアップを保持できます。RDSには、バックアップ保存期間の計算時にstopped状態にあった時間は含まれません。
=====抜粋ここまで=====

[2] DB インスタンスを削除する
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_DeleteInstance.html

※ 上記内容は執筆時点でのAWSドキュメントや、AWSサポートへの問い合わせの回答に基づいたものとなっております。将来的な仕様変更やドキュメント修正等により変更となる可能性がございます。

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