背景
AWS からの通知や WorkDocs コンソールに表示されておりますように 2025年4月25日 で WorkDocs のサポートが終了します。WorkDocs ご利用のユーザーに関してはサポート終了までに S3 や外部のストレージサービス (dropbox など) に移行が必要となります。当ガイドでは WorkDocs から S3 への移行手順のご案内となります。
▼WorkDocs コンソールより抜粋
サポート終了通知
Amazon WorkDocs の既存のお客様は、Amazon WorkDocs のサポートが終了する 2025年4月25日 まで WorkDocs を使用できます。WorkDocs からの移行に役立つように、以下をお読みください。 移行ガイド。
概要
- 移行対象となる WorkDocs サイトのある AWS アカウントにログイン (もしくはスイッチロール) します。※AdministratorAccess ポリシーの利用、もしくは、AWS ドキュメント[1] および AWS 公式ブログ[2] に記載されている WorkDocs や S3 の操作権限が許可された IAM ユーザーやロールを準備頂いた上で下記作業にお進みください。
- S3 コンソールを開き、WorkDocs サイトから移行先とする S3 バケットを作成します。(本ガイドでは例として workdocs-test01 を作成しました。)
- 作成した S3 バケットのバケットポリシーに以下を記述します。(例: <S3 バケット名> → workdocs-test01)
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "AllowWorkDocsFileUpload",
"Effect": "Allow",
"Principal": {
"Service": "workdocs.amazonaws.com"
},
"Action": "s3:PutObject",
"Resource": "arn:aws:s3:::<S3 バケット名>/*",
"Condition": {
"StringEquals": {
"aws:SourceAccount": "<AWS アカウント ID>"
},
"ArnLike": {
"aws:SourceArn": "arn:aws:workdocs:<リージョン>:<AWS アカウント ID>:organization/<WorkDocs のサイトの組織 ID>"
}
}
}
]
} - WorkDocs コンソールに移動し、左ペインより [自分のサイト] を選択します。
- 移行対象となる WorkDocs サイトを選択し、[アクション] の [データを移行] をクリックします。
- データの移行ダイアログが表示されます。データの移行先となる S3 バケットを選択する必要があります。詳細設定では S3 バケット移行後の暗号化に使用する「AWS KMS キーの選択画面」が表示されます。
※AWS KMS キーを選択しない場合、S3 上の圧縮ファイルは標準の SSE-S3 暗号化を使用して暗号化されます。 - 移行先となる S3 バケットを選択後、ダイアログの通り「migrate」を入力して [移行] をクリックすると移行が開始されます。
- しばらく時間が経過してからブラウザの更新をすると、移行ステータスが成功となります。※終了時間などを正確に測りたい場合には [アクション] の [データを移行] → [進行中の移行と履歴] から確認できます。
【参考情報】
本ガイドは AWS ドキュメント[1] および AWS 公式ブログ[2] をもとに WorkDocs から Amazon S3 へのデータ移行方法を記載したものとなります。
[1] Migrating data out of Amazon WorkDocs
https://docs.aws.amazon.com/workdocs/latest/adminguide/migrating-data-out.html
[2] How to Migrate Content from Amazon WorkDocs
https://aws.amazon.com/jp/blogs/business-productivity/how-to-migrate-content-from-amazon-workdocs/