Lambda の初回実行時に起動時間が長くなります。

質問・問題

Lambda の初回実行時に起動時間が長くなります。

回答・解決方法

Lambda の初回実行時に起動時間が長くなる原因は「コールドスタート」によるものです。コールドスタートは、新しい実行環境が作成される際に発生し、関数の初期化処理や依存関係の読み込みに時間がかかることがあります。

  • メモリ割り当てを増やす
    メモリを増やすと CPU 性能も向上し、コールドスタート時間が短縮される可能性があります。
  • Provisioned Concurrency(プロビジョンド同時実行)を有効化
    事前に Lambda の環境をウォームアップしておくことで、リクエスト時のコールドスタートを回避できます。
  • 軽量なランタイム・依存関係の最適化
    必要最小限のパッケージのみをインストールし、不要なモジュールを削除する。
    Lambda レイヤーを活用して、関数のデプロイサイズを小さくする。
  • リクエストを定期的にトリガーする
    CloudWatch Events や EventBridge を利用して Lambda を定期的に実行し、実行環境をウォームアップすることで、コールドスタートを抑えられます。

【参考記事】

Provisioned Concurrency について
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/lambda/latest/dg/provisioned-concurrency.html

Operating Lambda: パフォーマンスの最適化 – Part 1 | Amazon Web Services ブログ
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/operating-lambda-performance-optimization-part-1

Operating Lambda: パフォーマンスの最適化 – Part 2 | Amazon Web Services ブログ
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/operating-lambda-performance-optimization-part-2

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