質問・問題
AppStream2.0で、ImageBuilderでインターネットオプション(プロキシなど)の設定を行い、Fleet側へ、同じインターネットオプションの設定を引き継ぎたいと考えているのですが、設定が引き継げません。
そもそもAppstream2.0の仕様として、インターネットオプションの設定は、ImageBuilder -> Fleet側へ、引継ぎができないのでしょうか?
回答・解決方法
Image Assistant の [Template User (テンプレートユーザー)] を使用してデフォルト設定を保存することで Fleet 側で引き継ぐことが可能です。(参考資料 [1])
本事象は、インターネットオプションの設定がユーザープロファイルに保存されることに起因します。
ImageBuilder にてアプリケーションをインストールする場合、管理者権限を有するアカウントでログインの上で作業致します。 この場合、ユーザープロファイル(ユーザーに起因する設定)は引き継がれません。
ユーザーに起因する設定を引き継ぐには、[Template User (テンプレートユーザー)] を使用してデフォルト設定を保存する必要がございます。
これにより、ユーザー毎の設定をデフォルトのプロファイルに反映させることが可能です。
テンプレートユーザーでの設定方法に関しましては、公式のドキュメントをご一読頂けますと幸いです。(参考資料 [2])
また、Proxy設定に際しまして、以下のアドレスをバイパス必要がございますのでご注意ください。
169.254.169.254 (インスタンスメタデータアクセス用)
【参考記事】
[1] デフォルトのアプリケーションおよび Windows 設定とアプリケーション起動パフォーマンス - Amazon AppStream 2.0 管理ガイドhttps://docs.aws.amazon.com/ja_jp/appstream2/latest/developerguide/customizing-appstream-images.html
===(抜粋)
Windows ユーザープロファイルフォルダやユーザーレジストリハイブに保存されているアプリケーションのカスタマイズおよび Windows 設定をデフォルトとして設定できます。
Image Assistant の [Template User (テンプレートユーザー)] を使用してデフォルト設定を保存すると、AppStream 2.0 で Windows のデフォルトユーザープロファイルが、保存した設定のプロファイルに置き換えられます。
===
[2] ステップ 3: デフォルトのアプリケーションと Windows の設定を作成する - Amazon AppStream 2.0 管理ガイド
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/appstream2/latest/developerguide/tutorial-image-builder.html