Proxy環境で「EC2: インスタンスをWindows Update」アクションを実施する際のProxy設定

1. 概要

本ドキュメントでは、Proxy環境でWindows Updateを実施するEC2インスタンスに「EC2: インスタンスをWindows Update」アクションを実施する際に必要なProxy設定に関する手順を解説します。

※本アクションはSSMの「AWS-InstallMissingWindowsUpdates」ドキュメントを利用しており、本制限事項は上記SSMドキュメントの利用に依存した制限事項となります。

2. 設定手順

 

2.1. SSMエージェントへのProxy設定

SSMエージェントがProxy環境で動作するよう設定を行います。詳細手順は割愛しますが、以下、リンク先のドキュメントを参考に実施します。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/systems-manager/latest/userguide/sysman-install-ssm-proxy.html

 

2.2. OSへのProxy設定

2.2.1. WinHTTP のプロキシ設定

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。ProxyサーバのIPアドレス、ポート番号は読み替えてください。

> netsh winhttp set proxy proxy-server="[IPアドレス]:[ポート番号]"

 

2.2.2. ローカルシステムアカウント(NT AUTHORITY\SYSTEM)へのProxy設定

1. 下記より PsExec をダウンロードします。

https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897553.aspx

2. ダウンロードしたファイルを適当なフォルダーに解凍します。

3. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、2. のフォルダーに移動します。

4. 下記コマンドにより、PsExec を使用して、ローカルシステムアカウントでコマンドプロンプトを起動します。

> .\psexec -i -s -d cmd

5. 新規に起動したコマンドプロンプトで下記のコマンドを実行し、コマンドプロンプトがローカルシステムアカウントで起動されていることを確認の上、「インターネットのプロパティ」を開きます。


>inetcpl.cpl

6. 5. で開いた「インターネットのプロパティ」の「接続」から「LAN の設定」を選択し、プロキシサーバーの設定を実施します。

 

 以上です。

 

 

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