前項までで、Cloud AutomatorでEC2 インスタンスのバックアップ運用を自動化する準備が整いました。このステップではCloud Automatorにジョブを登録する方法をご紹介します。
Cloud Automatorにジョブを作成する
ここでは、前項でタグを付与したEC2 インスタンスから毎日午前4時10分にバックアップのためにAmazon マシンイメージ(以下AMI)を取得します。
Cloud Automatorのジョブはトリガーとアクションの2つを組み合わせてジョブを作成します。クイックスタートガイドでは、タイマートリガーとEC2: AMIを作成アクションを使用します。
後処理の作成
Cloud Automatorではジョブが実行された後に後処理としてメールを送信する仕組みがあります。ジョブが失敗した場合にはメールで通知するために、後処理を設定します。
- コンソール画面左メニューの後処理設定から後処理の追加をクリックします
- 任意の後処理名、グループ、サービスを選択し、メールアドレスを指定して、後処理を追加をクリックします
- 後処理が追加されていることを確認します
ジョブを作成する
- コンソール画面左メニューの運用ジョブからジョブの追加をクリックします
- グループを選択します
- タイマートリガーを選択して次へすすみます
- 毎週を選択してすべての曜日にチェックを入れ、実行時間を4時10分として次へすすみます
- EC2: AMIを作成アクションを選択します
- 登録済みのAWSアカウントを選択します
- 以下のようにパラメーターを設定します(各パラメーターの詳細はこちらをご覧下さい)
項目 設定値 リージョン us-west-1 米国西部 (北カリフォルニア) 特定のタグが付いたインスタンス チェック AMI名 production-backup 説明 %Y%m%d%H%M 作成する世代数 5 インスタンスの再起動 しない 作成したイメージに追加するタグ key environment 作成したイメージに追加するタグ value production スナップショットに同じタグを追加する チェック ジョブ実行後のリソースの状態までチェックする チェック AMIステータスFailed時にイメージを再作成する チェック - 失敗時で登録した後処理を選択し、追加をクリックします
- 任意のジョブ名を入力して、作成します
- ジョブ一覧に作成したジョブが表示されていることを確認します
以上でCloud Automatorへのジョブ登録は完了です。
タイマートリガーで設定した時間が過ぎた後にジョブ実行の動作確認をしてみましょう。