Cloud Automator ではEBSバックアップチェック機能を提供しております。
当機能ではお客様のAWSのEBSのバックアップ状況をチェックし、7日間以上スナップショットが取得されていないEBSボリュームが存在する場合、週に一度、以下のようなメールをお送りしてお客様にお知らせしております。
Cloud Automator EBSバックアップチェック結果をお知らせいたします。 =========================================== バックアップの取得を推奨するEBSを以下の通り確認しています。
(7日以上スナップショットが作成されていないEBSボリューム数) グループ: default
- AWSアカウント: 開発環境用AWSアカウント (1件) これらのバックアップの取得でデータ消失のリスク低減が可能です。
=========================================== 詳しくは以下のリンクから状況をご確認ください。
https://manager.cloudautomator.com/ebs_backup_check_results
EBSバックアップチェックに関するマニュアル
https://support.serverworks.co.jp/hc/ja/articles/360039600453
この記事ではこのようなメールを受け取った場合にどのような対応が必要かご説明いたします。
バックアップ推奨ボリュームを確認する
どのボリュームのスナップショットが取得できていないかを確認するために、Cloud Automator のWebコンソール画面を利用します。
- サイドメニューから、EBSバックアップチェックをクリックします。
- AWSアカウントごとのチェック結果画面に遷移するので、バックアップ推奨ボリューム をクリックします。
- バックアップが推奨されるボリュームを確認できます。今回の場合は、赤枠で囲まれているEBSボリュームのスナップショットが7日間以上取得されていませんでした。
バックアップが必要ない場合
これまでの手段で、どのEBSボリュームのバックアップが取得できていないか確認することができました。対象のEBSボリュームについて、バックアップの必要がない場合(7日間以上スナップショットが取得されていなくても問題ない場合)、お客様側での対応は必要ありません。
もし、EBSバックアップのチェックを停止したい場合や、メール通知を停止したい場合はこちらのマニュアルを参考に設定いただくことでEBSバックアップチェックや、メール通知を停止することができます。
バックアップが必要な場合
これまでの手順で確認したEBSボリュームについて、スナップショットを定期的に取得する運用が望まれる場合は、Cloud Automatorを利用して自動的にスナップショットを取得する運用を行うことが可能です。
Cloud Automatorを使って定期的にスナップショットを取得する
- Cloud Automator サイドメニューから「ジョブの追加」をクリックします。
- 定期的にスナップショットの実行を行うために、トリガーには「タイマートリガー」を選択します。
- トリガー条件には、毎日実行されるように「毎週」、全ての曜日をチェックしました。この条件はお客様のバックアップポリシーやユースケースに合わせて調整してください。例えば7日間に1度だけのバックアップでも問題なければどれか1つだけ曜日を選択します。
- アクションには「EC2: EBSスナップショットを作成」を選択します。AWSアカウントには、対象のEBSボリュームが存在するアカウントを選択します。
- 次はアクションのパラメータを設定します。先ほど確認できた、バックアップ取得対象のEBSボリュームを選択します。EBSボリュームが複数ある場合は、共通のタグを付与し、「特定のタグがついたボリューム」のパラメータで設定することを推奨しております。
- 最後に後処理を設定し、適当な名前を入力してジョブを作成します。
以上で、定期的にEBSボリュームのスナップショットを取得するジョブを設定することができました。
より細かい設定パラメータについては、以下のマニュアルをご確認ください。