EC2: インスタンスを起動

概要

「EC2: インスタンスを起動」アクションでは、停止中の Amazon EC2 インスタンス(以下EC2 インスタンス) を起動することができます。
他のアクションと同様に、リソース ID または EC2 インスタンスに付与されている タグ で EC2 インスタンスを指定することができます。

設定時のオプション

No. オプション 説明
1 リージョン 起動したい EC2 インスタンスが存在する AWS リージョンを一覧から選択します
2 インスタンス 起動したい EC2 インスタンスを一覧からリソースIDで選択します
一覧に「Can't find any instances in this region or aws account」と表示される場合には、AWSアカウントやリージョンの選択が正しいかどうかご確認ください
特定のタグが付いたインスタンス

起動したいEC2 インスタンスを key と value を入力してタグを使って指定します。指定されたリージョン内で、入力された key と value に一致するタグがついたすべての EC2 インスタンスが対象となります。

3 ジョブ実行後のリソースの状態までチェックする
  • ジョブ実行後のリソースの状態までチェックする場合
    • ステータスチェックも行う場合
      • AWSが行うインスタンスのステータスチェックを「EC2: インスタンスを起動アクション」ジョブの実行結果の成否となります
    • ステータスチェックは行わない場合
      • Startinstances API リクエストが成功且つ、起動した EC2 インスタンスの状態が running になった場合、ジョブが成功したと判断されます(ステータスチェックではございませんのでご注意下さい)
      • Startinstances API リクエストが成功且つ、起動した EC2 インスタンスの状態が running 以外(stopped等)になった場合、ジョブが失敗したと判断されます

    ※詳しくは【EC2: インスタンスを起動】ステータスチェックとはをご覧ください

  • ジョブ実行後のリソースの状態までチェックしない場合

設定例

Cloud Automator で「EC2: インスタンスを起動」アクションを使ったジョブを作成します。

  1. Cloud Automatorの運用ジョブ画面から「ジョブの追加」ボタンをクリックします
  2. ジョブを所属させるグループを選択します
  3. トリガーの選択で、任意のトリガーを選択下さい
  4. アクションの選択で「EC2: インスタンスを起動」アクションを選択します
  5. AWS アカウントの選択で、任意の AWS アカウントを選択します
  6. アクションのパラメーターを設定します

    No. オプション 設定値の例
    1 リージョン ap-northeast-1
    2 特定のタグが付いたインスタンス

    key: Environment

    value: Development

    3 ジョブ実行後のリソースの状態までチェックする チェック
  7. 成功時、失敗時の後処理を設定します
  8. ジョブ名を入力し、「作成する」をクリックします

動作確認

  1. 作成したジョブのログボタンをクリックします。
  2. 実行ログ一覧から該当の実行ログの詳細をクリックします。
  3. ログの詳細にて結果を確認します。「成功」となっていれば該当のジョブが実行されて成功していることが確認できます。「実行中」となっている場合はジョブの実行中なのでしばらく経ってから確認してください。
  4. それぞれのリソースの操作結果は「リソース操作結果」項目で確認することができます

 

以上で「EC2: インスタンスを起動」アクションを使ったジョブの動作確認が出来ました。
是非ご活用下さい。

ログのステータス条件

ジョブ実行後のリソースの状態までチェック: する
ステータスチェック: する

  • 成功の条件
    • 以下をすべて満たした時 
      • Startinstances API リクエストが成功
      • 起動した EC2 インスタンス全台の状態がrunning
      • 起動した EC2 インスタンス全台がシステムステータスチェックとインスタンスステータスチェック、アタッチ済みのEBSステータスチェックをサポートしたEC2 インスタンスはEBSステータスチェックも合格した
  • 失敗の条件
    • 以下のいずれかとなった場合 
      • Startinstances API リクエストが失敗
      • 起動したいずれかのEC2 インスタンスの状態がrunning以外(stopped等)
      • 起動したいずれかのEC2 インスタンスがシステムステータスチェックとインスタンスステータスチェック、EBSステータスチェックをサポートしたEC2 インスタンスでEBSステータスチェックに合格しなかった

 

ジョブ実行後のリソースの状態までチェック: する
ステータスチェック: しない

  • 成功の条件
    • 以下をすべて満たした時 
      • Startinstances API リクエストが成功
      • 起動した EC2 インスタンス全台の状態がrunning
  • 失敗の条件
    • 以下のいずれかとなった場合 
      • Startinstances API リクエストが失敗
      • 起動したいずれかのEC2 インスタンスの状態がrunning以外(stopped等)

 

ジョブ実行後のリソースの状態までチェック: しない

  • 成功の条件 
    • Startinstances API リクエストが成功
  • 失敗の条件 
    • Startinstances API リクエストが失敗

 

リソース操作履歴のステータス条件

ジョブ実行後のリソースの状態までチェック: する
ステータスチェック: する

  • Completedになる条件
    • 以下をすべて満たした時 
      • Startinstances API リクエストが成功
      • 起動した EC2 インスタンス全台の状態がrunning
      • 起動した EC2 インスタンス全台がシステムステータスチェックとインスタンスステータスチェック、アタッチ済みのEBSステータスチェックをサポートしたEC2 インスタンスはEBSステータスチェックも合格した
  • Failedになる条件
    • 以下のいずれかとなった場合 
      • Startinstances API リクエストが失敗
      • 起動したいずれかのEC2 インスタンスの状態がrunning以外(stopped等)
      • 起動したいずれかのEC2 インスタンスがシステムステータスチェックとインスタンスステータスチェック、EBSステータスチェックをサポートしたEC2 インスタンスでEBSステータスチェックに合格しなかった

 

ジョブ実行後のリソースの状態までチェック: する
ステータスチェック: しない

  • Completedになる条件
    • 以下をすべて満たした時 
      • Startinstances API リクエストが成功
      • 起動した EC2 インスタンス全台の状態がrunning
  • Failedになる条件
    • 以下のいずれかとなった場合 
      • Startinstances API リクエストが失敗
      • 起動したいずれかのEC2 インスタンスの状態がrunning以外(stopped等)

 

ジョブ実行後のリソースの状態までチェック: しない

  • Completedになる条件 
    • Startinstances API リクエストが成功
  • Failedになる条件 
    • Startinstances API リクエストが失敗

このアクションで利用されるAWS API

当アクションの実行には以下のAWS APIを利用しています。
実行するAWSアカウントにはこれらのAPIを実行可能なIAMポリシーがアタッチされている必要があります。

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