Backup: ボールトの復旧ポイントをコピー

概要

「Backup: ボールトの復旧ポイントをコピー」アクションでは、AWS Backupのオンデマンドバックアップで取得された復旧ポイントを同一AWSアカウントの別リージョンまたは異なるAWSアカウントにコピーすることができます。

異なるAWSアカウント間でコピーを行うには、2つのAWSアカウントが同じAWS Organizationsの組織に属している必要があります。

コピー対象の指定方法

コピー対象となる復旧ポイントの指定は、リソースタイプとリソースID(または名前)で行います。

例えば、コピー元のバックアップボールトにあるEC2インスタンス「i-00000001」の復旧ポイントをコピーしたい場合には以下のように指定します。

  • リソースタイプ:EC2
  • リソースID:i-00000001

上記の指定の場合は、コピー元のバックアップボールト内にあるEC2インスタンス「i-00000001」の復旧ポイント」のうち、最新のものがコピー先のバックアップボールトにコピーされます。

指定されたリソースの復旧ポイントがバックアップボールト内に存在しない場合、コピーは行われずにジョブは失敗となります。

設定時のオプション

コピー元の設定

No. オプション 説明
1 リージョン コピー元となるバックアップボールトが存在するリージョンを選択します
2 バックアップボールト

コピー元となるバックアップボールトを一覧から選択します

一覧に「Can't find any backup vaults in this aws account」と表示される場合には、リージョンとAWSアカウントの選択が正しいかどうかご確認ください
3 リソースタイプ 復旧ポイントをコピーしたいリソースのリソースタイプを選択します
4 リソースID

復旧ポイントをコピーしたいリソースのIDや名前を選択します。

一覧に「Can't find any 〜 in this aws account」と表示される場合には、リージョンとAWSアカウントの選択が正しいかどうかご確認ください
5 IAMロール

AWS Backupでバックアップをコピーときに引き継ぐIAMロールを選択します

  • IAMロールに適切な権限を付与する必要があります
    • デフォルトのIAMロールを利用する場合、以下のAWS管理ポリシーを追加します
      • AWSBackupServiceRolePolicyForBackup
    • 個別のIAMロールを利用する場合、信頼されたエンティティとして【AWS Backup】が設定されたIAMロールに、以下のAWS管理ポリシーを追加します
      • AWSBackupServiceRolePolicyForBackup
一覧に「Can't find any IAM roles in this aws account」と表示される場合には、AWSアカウントの選択が正しいかどうかご確認ください

コピー先の設定 (同一AWSアカウントにコピーする場合)

No. オプション 説明
1 同一AWSアカウントにコピー 同一AWSアカウントの別リージョンにコピーしたい場合は、「同一AWSアカウントにコピー」を選択します
2 リージョン コピー先となるバックアップボールトが存在するリージョンを選択します
3 バックアップボールト

コピー先となるバックアップボールトを一覧から選択します

一覧に「Can't find any backup vaults in this aws account」と表示される場合には、リージョンとAWSアカウントの選択が正しいかどうかご確認ください
4 保持期間
  • バックアップを保持する期間を、1日〜36500日まで指定できます
  • 空欄の場合は無期限となります

コピー先の設定 (異なるAWSアカウントにコピーする場合)

No. オプション 説明
1 異なるAWSアカウントにコピー コピー元とは異なるアカウントにコピーしたい場合は、「異なるAWSアカウントにコピー」を選択します
2 バックアップボールトARN

コピー先となるバックアップボールトをARN形式で入力します

バックアップボールトはあらかじめAWS側で作成しておく必要があります。また、バックアップボールトのアクセスポリシーに適切なアクセス許可を追加しておく必要があります
3 保持期間
  • バックアップを保持する期間を、1日〜36500日まで指定できます
  • 空欄の場合は無期限となります

設定例

「Backup: ボールトの復旧ポイントをコピー」アクションを使って、異なるAWSアカウントにコピーを行うジョブを作成してみます。

  1. Cloud Automatorの運用ジョブ画面から「ジョブの追加」ボタンをクリックします
  2. グループ選択で、ジョブを追加するグループを選択します
  3. トリガーの選択で、任意のトリガーを選択ください
  4. アクションの選択で「Backup: ボールトの復旧ポイントをコピー」アクションを選択します
  5. AWS アカウントの選択で、任意の AWS アカウントを選択します
  6. アクションのパラメーターを設定します

    No. オプション 設定値の例
    1 リージョン アジアパシフィック (東京)
    2 バックアップボールト production-vault
    3 リソースタイプ EC2
    4 リソースID i-00000001
    5 IAMロール AWSServiceRoleForBackup
    6 バックアップボールトARN arn:aws:backup:ap-northeast-1:123456789012:backup-vault:production-copy-vault
    7 保持期間 90
    CleanShot 2025-10-30 at 19.26.57@2x.png
  7. 成功時、失敗時の後処理を設定します
  8. ジョブ名を入力し、「作成する」をクリックします

動作確認

  1. 作成したジョブのログボタンをクリックします
  2. 実行ログ一覧から該当の実行ログの詳細をクリックします
  3. ログの詳細にて結果を確認します
    「成功」となっていれば該当のジョブが実行されて成功していることが確認できます。
    「実行中」となっている場合はジョブの実行中なのでしばらく経ってから確認してください。
  4. それぞれのリソースの操作結果は「詳細表示」をクリックすることで確認できます

以上で「Backup: ボールトの復旧ポイントをコピー」アクションを使ったジョブの動作確認ができました。

ログのステータス条件

ジョブの実行結果 条件
成功 StartCopyJob APIの呼び出しに成功し、アクションによって開始されたコピージョブの状態が完了(COMPLETED)になった場合に成功となります。
失敗

以下のいずれかの場合に失敗となります。

  • ジョブで指定されたリソースの復旧ポイントがコピー元のバックアップボールト内に存在しない場合
  • 権限不足などによりStartCopyJob APIの呼び出しに失敗した場合
  • コピージョブの状態が完了(COMPLETED)以外になった場合

リソース操作履歴のステータス条件

リソース操作結果 条件
Completed

以下の場合にCompletedとなります。

  • StartCopyJob APIの呼び出しに成功し、コピージョブの状態が完了(COMPLETED)になった場合
Failed

以下のいずれかの場合にFailedとなります。

  • StartCopyJob APIの呼び出しに失敗した場合
  • コピージョブの状態が完了(COMPLETED)以外になった場合

このアクションで利用されるAWS API

当アクションの実行には以下のAWS APIを利用しています。
実行するAWSアカウントにはこれらのAPIを実行可能なIAMポリシーがアタッチされている必要があります。

上記に加えて、コピーするリソース毎にそれぞれ以下のAPIが利用されます。

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