はじめに
AWS運用代行サービスとAWS請求代行サービスはご契約の基となるスコープが異なります。AWS運用代行サービスはインスタンス単位、AWS請求代行サービス はAWSアカウント単位です。それぞれの契約によりお客様リストは個別に管理しております。そのリストの用途と合わせて詳細を紹介します。
※上記の図の「課金代行サービス」は、「AWS請求代行サービス」と同義です。
AWS運用代行サービス
- サポートセンター(Zendesk) に登録するユーザーリスト
- 監視サービスでのアラート通知ユーザーリスト
AWS請求代行サービス
- サポートセンター(Zendesk)に登録するユーザーリスト
- 緊急連絡用ユーザーリスト
サービスのスコープ
AWS運用代行サービスはシステム監視が中心となるサービスなので、サービスのスコープはインスタンス単位となります。S3、Route53などのシステム監視を必要としないAWSサービスはサービススコープ外となります。EC2、RDSのみがサービススコープ内となります。さらに、「開発用インスタンスである」などの理由でシステム監視対象に含めていないインスタンスはAWS運用代行サービスの中でサービスは提供しません。
AWS請求代行サービスはAWS環境を自由(*1)に使うことを許容しており、その利用料支払いを代行し、AWSサポート同等のサービスを提供するサービスなので、サービスのスコープはAWSアカウント単位となります。
*1 AWSとのパートナー契約にごく基づき一部のサービス利用を制限しております。
サポートセンター(Zendesk) に登録するユーザーリスト
AWS運用代行サービス、AWS請求代行サービスのいずれのお客様にも関連します。
弊社にお問合せをいただく場合にはこのリストに含まれている必要があります。このリストにない方からのお問合せは対応に時間がかかります。お問合せされる可能性のある全ての方は、事前にこのリストに追加してください。
参考:組織とユーザー
サポートセンター(Zendesk)に登録のあるユーザーにプライベートセミナーのご案内をお送りしています。プライベートセミナーのご案内不要な場合には、お問合せリクエストにてご連絡ください。
注意事項)
AWS運用代行サービスとAWS請求代行サービスの2つのご契約をいただいているお客様は、それぞれのリストを作成していただきます。内容は同じでも問題ございません。また、どちらか一方のリストにしか含まないとしても問題ございません。
事例)1つのAWSアカウントで複数のAWS運用代行サービスをご契約されている場合
システムAのAWS運用代行サービスの各リストにはシステムA担当者、情シス担当者と開発を委託した別会社Xの担当者を含めたリストを作成します。システムBのAWS運用代行サービスの各リストにはシステムB担当者と情シス担当者と開発を委託した別会社Yの担当者を含めたリストを作成します。AWS請求代行サービスの各リストには情シス担当者と経理担当者を含めたリストを作成します。
その場合、各システムA、Bのアラート通知は各システムの担当者、及び、開発会社担当者に通知されます。また、開発担当者からのお問合せは、そのリストに含まれる方のみで共有されます。AWSアカウント全体に関わる請求のお問合せを経理担当者からいただいた場合にはシステムA、B担当者や開発会社には共有されません。
ただし、全てのリストに登録されている情シス担当者からのお問合せは全てのリストの担当者に共有されます。
監視サービスでのアラート通知ユーザーリスト
AWS運用代行サービスのお客様のみに関連します。監視サービスでアラートを通知する対象のリストです。
緊急連絡用ユーザーリスト
AWS請求代行サービスのお客様に関連します。AWSからのメンテナンスや不正利用の通知等を展開する対象のリストです。