Cloud AutomatorでEC2インスタンスのバックアップを取得する方法として、「EC2: インスタンスをバックアップ」アクションと「EC2: AMIを作成」アクションの2つのアクションが利用できます。
これらのアクションはバックアップの仕組みや管理方法が異なるため、お客様の要件に合わせて選択いただくことが重要です。それぞれの特徴と違いについて、以下で解説します。
2つのアクションの主な違い
| 項目 | EC2: AMIを作成 | EC2: インスタンスをバックアップ |
|---|---|---|
| 作成されるもの | AMI | AWS Backupによるバックアップ (復旧ポイント) |
| 世代管理方法 | AMIの世代数で管理 | 日数で保持期間を設定 |
| 静止点の確保 | 可 (インスタンスの再起動オプションを有効にする) | 不可 (ジョブワークフローを併用することで実現可能) |
「EC2: AMIを作成」アクションの特徴
このアクションは、EC2インスタンスのAMIを作成します。AMIはインスタンスを起動するための情報がすべて含まれたイメージです。
主な特徴
- 世代管理: 作成するAMIを「作成する世代数: 3」のように世代数で管理できます。新しいAMIが作成されると、最も古い世代のAMIが自動的に削除されます
- 静止点の確保: インスタンスの再起動オプションを有効にすることで、OSやアプリケーションの静止点を確保した状態でバックアップを取得することができます
- シンプルな操作: AMIという基本的なリソースが対象のため、直感的に設定・運用できます
「EC2: インスタンスをバックアップ」アクション
このアクションは、AWSのバックアップサービスであるAWS Backupを利用して、オンデマンドバックアップを作成します。取得されたバックアップは復旧ポイントと呼ばれ、バックアップ取得元となったインスタンスの各種設定を引き継いだ状態で復元することができます。
主な特徴
- 日数による保持期間: バックアップの保持期間を「7日間」のように日数で指定します。設定した日数を過ぎたバックアップ(復旧ポイント)は自動的に削除されます
- イミュータブルなバックアップ: AWS Backupの機能であるボールトロックを利用することで、設定した保持期間中は誰もバックアップを削除できないようにする、イミュータブル(変更不可能)なバックアップを実現できます
最初は「EC2: AMIを作成」がおすすめ
どちらのアクションを利用するか迷った場合は、設定がシンプルで簡単に使い始められる「EC2: AMIを作成」アクションの利用をおすすめします。
AWS Backupでの一元管理を目指す場合は「EC2: インスタンスをバックアップ」
企業のガバナンスや運用ポリシーにより、EC2インスタンスだけでなくRDSやEFSなど、他のAWSリソースのバックアップもAWS Backupで一元的に管理していく方針がある場合は、「EC2: インスタンスをバックアップ」アクションの利用が適しています。これにより、バックアップの取得方法や管理体系を統一し、運用を効率化できます。この場合にはAWS Backup側での知識や準備も必要となります。