スケジュールトリガーとは、あらかじめ設定した「実行予定日時」にジョブが実行されるトリガーです。
タイマートリガーを使った場合は毎週や毎月といった一定のサイクルで実行を繰り返すようになりますが、スケジュールトリガーの場合には完全に自由なタイミングでジョブを実行できます。
実行予定日時には「YYYY-MM-DD HH:MM:SS」という書式の「予定日時」を以下のように設定します。
2020-05-21 09:00:00
2020-05-22 10:00:00
2020-05-25 08:30:00
予定日時は複数設定することができます。
なお、スケジュールトリガーではジョブを「今すぐ実行」することも可能です。
ジョブの「今すぐ実行」機能とは
設定例
実行予定日時の予定日時として設定できる値、できない値の例は以下の通りです。
✅OK
2020-05-21 09:00:00
2020-05-22 10:10:00
❌NG
2020/05/21 09:00:00 ※日付の区切りが正しくない
2020-05-21 9:00 ※時刻の書式が正しくない
2020-05-32 09:00:00 ※日付が無効である
2020-05-21 24:00:00 ※時刻が無効である
2020-05-21 09:05:00 ※時刻が10分単位よりも細かい
2020-05-21 09:00:30 ※時刻が10分単位よりも細かい
スケジュールトリガーの使い方
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サイドメニューの「運用ジョブ」から「ジョブの追加」を選択して、「ジョブの追加」ページを開きます
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グループを選択して「次へ」を押します
※2020年5月現在、スケジュールトリガーはジョブワークフローに対応していないため「ワークフロー専用ジョブ」にはチェックを入れないでください。 -
トリガーとして「スケジュールトリガー」を選択して「次へ」を押します
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「タイムゾーン」でジョブを実行させたい日時のタイムゾーンを選択し、「実行予定日時」に予定日時を入力します
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入力内容に不備がある場合はエラーメッセージが表示されるため、それにしたがって内容を修正してください
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以降の設定については運用したいジョブにあわせて設定してください
動作確認
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スケジュールトリガーで設定した実行予定日時を経過したら、ジョブのログボタンを押して実行ログ一覧を表示します
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「実行ログ一覧」に表示されている当該ログのジョブ名を押してログの詳細を表示します
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「ログの詳細」にてジョブの実行結果を確認します
「成功」となっていれば、ジョブの実行に成功しています。「実行中」となっている場合は、ジョブが実行中なのでしばらく経ってからあらためて結果を確認してください。
以上でスケジュールトリガーの動作が確認できました。
制限事項
スケジュールトリガーには以下のような制限事項があります。
未来の予定日時が含まれていないジョブは作成できない
ジョブを新規作成または更新する場合は、実行予定日時に未来の日時が少なくとも1件含まれている必要があります。
同じ日付の予定日時は1つのジョブにつき1件まで
1つのジョブの実行予定日時に、同じ日付の予定日時を複数設定することはできません。すべての予定日時が異なる日付となるようにしてください。
✅OK
2020-05-21 09:00:00
2020-05-22 09:00:00
❌NG
2020-05-21 09:00:00
2020-05-21 17:00:00
1つのジョブに設定できる予定日時は最大で500件まで
1つのジョブに設定できる予定日時の件数は最大で500件までとなります。
予定日時の件数が上限に達してしまい追加が行えない場合は、すでに実行が終わっている予定日時を削除してください。
予定日時の粒度は10分単位まで
予定日時の時刻を10分よりも細かく指定することはできません。
✅OK
2020-05-21 09:30:00
2020-05-22 10:00:00
❌NG
2020-05-21 09:35:00
2020-05-22 10:00:59
次回実行までの猶予は最低でも60分必要
近すぎる予定日時を設定することはできません(現在日時を基準として猶予が60分未満のもの)。
次回の実行までに少なくとも60分以上の猶予があるようにしてください。